刺し盛りを作る
お刺身の盛り合わせは、人によって作り方が微妙に違ったりします。
きちんとした板前さんなら、判で押した感じで作るのかもしれませんが……。
一応、決まりとしては、左奥が山(盛り上がって)になっていて、右下に薬味を添えます。
日本画の構図で、左上が山、右下に川が流れているのがありますけど、あんな感じでイメージすればいいでしょうか。
刺身の枚数については、可能なら奇数が望ましいです。
4枚とか9枚は、忌み数として避ける傾向にあります。
なので刺身の1人前は2枚か3枚、という場合が多いです。
枚数については、お店によっても変わってくると思います。
▲普通の刺し盛りです。
お店で出すとしたら、1500円から2000円……といったところでしょうか。
基本的に、赤身の隣は白身で、赤と白を交互に盛ります。
▲ちょっとこちらは遊びました。
お魚の形です。
皿の上にザルをのっけて、そこにお刺身を盛るのも変化があっていいと思います。
もう少し皿が大きいほうがよかったかもしれません。
▲トレビスや人参の千切りなどを飾って、彩りをよくしてみました。
人参やキュウリの千切りは、そのままでもいいですが、大根のツマと合わせて使ってもよいです。
薬味は、紅立てと、茗荷の千切りとわさびです。
わさびは、木の葉の形に成形しています。
▲丸皿を用いた刺し盛り。
夏場は、周りにクラッシュアイスを盛ると豪華に見えます。
▲甘エビは、手前に配置するのがスマートだと思います。