※自衛隊の体力検定の内容は変更になることが多いです。以下はあくまで2020年時点の情報です。
2020年の年末、陸自の体力検定を受けました(即応予備自衛官として)。
即応予備自衛官は「予備」とついているけど、基本的には常備自衛官と同じ扱いです。
同じ扱いとはいっても、練度の面では大目に見てもらえるし、それほど厳しくはないです。
五段階でたとえるなら、常備自衛官が5として、普通の予備自衛官が1としたら、即応予備自衛官は真ん中の3ではなく、4になるかなと思います(部分的には5になったり3になったりするかな~という印象)。
予備自の体力検定は、民間ベースの緩いタイプですが、即応の体力検定は、常備自衛官と同じです。従って結構辛いです。
種目は以下になります。
・腕立て伏せ(時間制限2分間)
・腹筋(時間制限2分間)
・3000メートル走
・超壕(小銃を持ち完全武装でおよそ1メートルを跳躍)
・短距離疾走(完全武装で50メートルダッシュ)
・重量物の卸下、運搬、積載(完全武装で20㎏ほどの水缶を50メートル運ぶ)
前の三つ、腕立てと腹筋、3000メートル走は運動着を着用して実施します。
下の三つは完全武装です。小銃を持ち、上は鉄帽、迷彩服上下、弾帯、サスペンダー、弾納4つ、水筒、救急品、ガスマスク、銃剣など。靴は半長靴になります。
下の三つ、完全武装で行う検定は、一見大変そうだけど、難易度は低いです。
怪我などがない限りは皆合格するはずです。
重量物の卸下、運搬、積載は小柄な人だと、特に女性自衛官で小柄だったりすると、ちょっと大変かもしれませんが。
上の三つは、本気でやると相当体力を消耗します。
腕立て伏せは、きっちりあごが地面につくぎりぎりまで下げます。
腹筋は頭を抱えて、寝た上体から上体を起こして肘が膝につかなければなりません。
どちらも制限時間は2分間です。
大変は大変だけど、3000メートル走に比べたら腕立ても腹筋も楽かなと思います。
問題は3000メートル走です。
趣味でマラソンやってますという人ならまあ楽なのでしょうけど……
腕立ても腹筋も合格でしたが、3000メートル走は級外でした。
普段は、平日はだいたいジョギングをしています。しかし運動不足解消が目的なので速度は重要視していないので、速く走るのは得意ではないです。
追記
即自の体力検定は不合格になっても特になにもありません(部隊によっては異なるかもしれません)。
再検定などもありません。
本人が希望すれば再検定は受けられるかもしれません。