ネット配信番組「虎ノ門ニュース」(DHCテレビ)が韓国の放送局の映像を番組内で引用したところ、著作権侵害の訴えがあって動画を削除したとのこと(あとで再編集して再アップしたそうです)。
なんでも韓国の放送局はたびたび「虎ノ門ニュース」の映像を番組で引用していたそうで、DHCテレビのほうは著作権侵害を訴えたことはないそうです。
「虎ノ門ニュース」の司会のかたが「盗っ人猛々しい」と表現していました。
自分もこの件を知ったときは確かにその通りと感じましたが……あとでお風呂に入っているときに客観的に考えたら、ちょっとナイーブかな? とも思いました。
どういうことかというと、DHCテレビのほうは著作権侵害を訴えたことはないそうですが、訴えればいいのにと疑問に思います(素人考えではありますが、ものすごく面倒そうではあります)。
韓国擁護のように聞こえるかもしれませんがそんなつもりはないです。
韓国の放送局は「あちらから訴えがないということは映像は使っていいんだな」と解釈したのだと思います。
スタンス的には、こちらの映像の引用は許可しないよ、ということなわけです。
確かにニュース番組(新聞なども同じ)というのは公共性が高いから、著作権者に無断で引用していいような風潮はあります(実際に無断で引用する例は多いはず)。
しかし著作権者側が否と言えばそれに従うのが道理とも思います。
「盗っ人猛々しい」と言われたとしても、韓国の放送局は「なに言ってんだろう?」と思うはずです。
こちらはそちらの映像を使う。文句があれば言えばいい。しかしこちらの映像はそちらには使わせないよ、ということです。
日本側(DHCテレビ)からみると「盗っ人猛々しい」と思えるのは確かではありますが……
韓国を、日本同じと思わない方がいいのではとも感じます。
日本とは違う国、外国です。あうんの呼吸みたいなものは通用しないと思います。