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「洞窟オジさん」感想

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 ▲洞窟オジさん

 自販機荒らしが逮捕されて、四十数年山の中などで暮らしていたニュースは当時リアルタイムで聞きました。
 調べてみると2003年のことでした。
 ふと、あの人はいま何してるんだろうと検索してみたら「洞窟オジさん」なる本が出ていたので読んでみました。ちなみにドラマにもなっているようです。そちらは未視聴。

「洞窟オジさん」の来歴などについては、検索したらたくさん出てくるのでそちらで確認してください。

「洞窟オジさん」を読み始めて…わずか数時間で全部読みました。
 内容が面白いというのもあるけど、分量が一般的な本よりずいぶん少ないとも感じました。
※直近で読んだのが「サピエンス全史」だったので、なおさら短く感じた可能性があります。

 内容を簡単に書くと……少年が父親から虐待されるので家出して、山の中でサバイバル生活をします。
 農業を手伝ったり、山で採った山菜を売ったり、中年になってからは街に出てきて、ホームレス生活になりますが、57歳の時に自販機荒らしで警察に捕まり……その驚きの半生が周知されることになります。

 よくもまあ何十年も住所不定で暮らせたものだと感心します。
 書いてあることは本当か? 大筋では本当なのだとは思うけど、実際のところは分かりません。
 記録をとっていたわけではないだろうから、端折っている部分や、忘れている部分、はたまた書けないことも多いだろうと推察します。
 活字になった時点で、多かれ少なかれフィクションの部分はあるはずです。
 自分は荒唐無稽とまでは思わないけど……
 編集というか聞き取りは相当苦労したのではと思います。

 川の水を飲んだり、蛙や蛇、ネズミなどいろいろなものを食べたとのことですが、寄生虫に耐性でもあったのかもしれません。
 速攻で内部蛭寄生症(ハナビル)あたり罹患しそうではありますが。
洞窟オジさん 本自体は、正直、涙腺が緩む場面も何度かありましたし、多少は脚色はあるにせよ面白かったです。

 フィリピンのルパング島で終戦後も30年間引きこもって戦っていた小野田寛郎さんと比べられることもあるようですが、比べるのは小野田寛郎さんに失礼だと思います。
 小野田寛郎さんはすでに亡くなっていますし、人となりを詳しくは知りませんし、完全な想像ですが、小野田寛郎さんがもしご存命で、お話を伺う機会があったとしたら、自分は共感したり尊敬できると思います。
 加村一馬さんについては、すごいなーとは思うけど、それだけです。

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