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「ベターコールソウル」関連

「ベター・コール・ソウル」シーズン4の感想

投稿日:2018年10月15日 更新日:

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※個別の感想については以下をご覧ください。
「ベターコールソウル」シーズン4の1話「煙」の感想
「ベターコールソウル」シーズン4の2話「息の根」~3話、4話の感想
「ベター・コール・ソウル」シーズン4の中盤と後半(4~10話)の感想

「ベター・コール・ソウル」シーズン4は意欲作に思えるが……

「ベター・コール・ソウル」シーズン4を視聴し終わりました。全10話。
 結論から書くと「ベター・コール・ソウル」シーズン4は面白いけど、主人公には全く共感できませんでした。
 ジミーは、汚い言葉で恐縮ですが「クソ野郎(サノバビッチ)」です。
 まあ、それしか道がない、ということなのかもしれません。

 この主人公がクソ野郎というのは、制作者の意図を感じます。
 なので、作品の趣旨としては、意欲作になるのでしょうか。
 主人公がどんどんクズになっていくのは見ていてつらいものがありましたが。

 たとえるなら、飲食店の料理で、まずいと分かっているけど客にあえて提供するみたいな。それは果たしてアリなのかどうか。
 ジミーはクソ野郎ですが、大きな流れ、シーズン5(たぶん最終シーズン)までを含めたら、また違った評価になるかもしれません。

 あと、飛び飛びで視聴していたり、シーズン間の時間が空いているので、S1から一気に視聴するとまた違った感想になるかもしれません。
 物語自体も、少し無理矢理感がありました。
 ベターコールソウルは、始まりこそ自由度が高かったけど、ブレイキングバッド本編につなげる必要があるため、シーズンが進むごとに制約を受けるはずです。
 その制約のせいで面白みが減ったのかもしれません。

 一言でいうなら「不誠実」。
 ジミーは、こんな適当な人間だったのか? と疑問に思いました。
 人間的に間違っているところが多いです。
 それはそれでいいんですが、だったら弁護士資格を剥奪されるのも当然で、なんら法曹協会は間違っていないことになります。
 ジミーは、弁護士資格を復活させるための面接に臨んで、結果落ちますが、法曹協会は正しい。あれこそ正義です。

 視聴者も分かっているはずです。
 彼は不誠実だと。
 嘘ばかりついて、自分のことしか考えていません。
 盗みは行うし、プリペイド携帯電話を売りさばくのもそう。
 用心棒が警官に暴行した件では、用心棒が地元では英雄で、なんて話をでっち上げたりもしました。
 あれを痛快とみるべきかどうか。

 ジミーに弁護士資格を与えるのは間違っています。 

 おまけに、物語の主人公としても不適当に思えます。
 シーズンの最初の頃は、おばあちゃんを救うためにわざと悪役になった話もありましたが、今となってはもうそのエピソードさえも素直には見られません。

 もしシーズン5で、ジミーが不誠実だという点が伏線として機能するなら、このシーズン4の評価は上がると思います。細々としたエピソードはすべて盛大な前振りだったというわけです。

 10話目の最後では「ソウルグッドマン」が誕生するわけですが、茶番も茶番。
 法曹協会はこんなやつに騙されたら駄目だろうと思いました。
 兄の件を持ち出したのも不誠実。
 まあ兄に対する気持ちがないのは理解できます。
 チャックはジミーにひどいことをしたので。
 しかし、弁護士資格を取り戻すために兄の存在を都合良く利用するのはやはり不誠実です。嘘で塗り固めています。
キム・ウェクスラー
 最後の最後、キムの表情がジミーに同調していません。
 ジミーが勘違いしてしまうというか、キムにも間違いがありました。
 ジミーはもうやめようと言ったのに、キムはそれを拒否して、自分のクライアントのために善良と思われる職員を騙しました。ジミーが勘違いしてしまうのも無理はありません。
 一歩を許せば、すべてを許すことになってしまう、ではないけど、あれがOKでこれはNGなのか? 線引きが曖昧じゃない? ということになるでしょう。

 2人は別れることになるようですが、これがきっかけだと思います。
 2人の意識はそれぞれ異なっています。恋人にはなれません。

 恋愛に限らず、人間関係は、相手に対する思い込みで成立する部分もあると思います。
 つまり、相手は、このように考えているはずだ、このような思想の持ち主のはずだ、自分と考えが似ているはずだエトセトラ。
 しかしそれは、自分の都合のいいように考えてしまって、裏切られることが多いようです。
 そういう意味で、キムは、ジミーのことを勘違いしていたというか、買いかぶっていたのでしょう。
 それがシーズンの最後に表現されるんだと思います。

 さんざんこき下ろしましたが、私は思います。これは制作側の意図なのだろうと。
「ベターコールソウル」が嫌われ者の悪徳弁護士誕生の物語ならば、こういう流れが妥当とも思えます。

 裏を返せば、ジミーは、クソ野郎になるしか道がない(ロースクールの奨学金のエピソードが伏線)。
 だから、俺はクソ野郎になるのだ、という見方も出来ます。
 シーズン1と少しかぶっているところがあるでしょうか。
 つまり、自分はまっとうな弁護士にはなれないのだ。裏家業専門の弁護士が似合っている……ということです。
 奨学金の申請が通らなかった女学生にジミーは熱弁しましたが、あれは自分に対する呼びかけでもあったのでしょう。

マイクやナチョの話

 マイクについて。
 騙すといえば、マイクも、逃亡した技術者を探すために、旅行会社の店員を騙します。
 店員の問いかけ「見つかりましたか」には無視。不誠実。
 しかもマイクに協力したばかりその店員はさらなる災厄に見舞われることにもなります。

 あと、マイクとジミーは、最初のシーズンでは、時々交差していましたが、今回はほぼ関わりがありません。
 ゆえに、シーズン4は、シーズン5のための布石というか、壮大な前振りなのかもしれません。
 もしシーズン5でマイクとジミーに関わりが生まれなかったら、正直、マイクの存在意義なんて0に近いです。
 なぜベターコールソウルの中で描写した? もうひとつスピンオフでも作ればいいじゃないかと。
 シーズン4までのマイクの評価ですが、かさ増しみたいな役割にしか思えません(ナチョとかガスとかも同様)。
 最初の頃はまだジミーと関わりがあったので存在意義もありましたが。
 とは言っても本作が「ブレイキングバッド」の前日譚としてのドラマなら、マイクやガスの存在意義は当然ながらあるでしょう。

 創作の定石というかルールのひとつに「チェーホフの銃」というのがあります。
 たとえば物語に「銃」が登場するなら、それは物語に関わらないといけません。ドラマの最初のほうで銃が描写されたら、後半、その銃は使用されるはずです。
 銃ではなくて、ティーンの主人公の親が描写されるなら、やはり親が物語に関わってくるはずです。
 親ではなく友達でもなんでもいいです。
 とにかく物語に関わらないキャラや道具がむやみに出てくるのはよくないことです。
 ということで、たぶんシーズン5で、マイクやナチョは、がっつりとソウルグッドマンに関わってくるのだと思います。じゃないと意味がないので。
 もしこのまま、それぞれの物語が単独で進むようならまるでアマチュアの作品です。
 まさか、ヴィンス・ギリガン氏がそんなことをするわけがないです。
 シーズン5に期待します。
※今回、自分の想像と異なっていたので少しがっかりしたのは確かですが、「ベターコールソウル」という海外ドラマは好きです。シーズン5も必ず見ます。
※自分の感想が唯一無二で正しいとは思っていません。そういう見方もできる、ということです。
「ベターコールソウル」というドラマの面白いところは、人によって感想が分かれるところだと思います。

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