少し前、将棋の藤井四段で日本中が湧きました。
将棋、自分はよく分からないので、従ってすごさも分からないです。
勝負の世界というか、将棋ではないけど、対戦ゲームだと(RTS)、強い人の勝率は5割に落ち着きます。
強いから勝つという図式は成り立ちません。
強い人でも勝率は5割なのです。
なので藤井四段の連勝って個人的には不思議でした。
ひょっとすると将棋の世界には当てはまらないのかもしれませんが。
とにかく30連勝29連勝は異常だったと思います。
だからこそ日本中が熱狂したのかもしれません。
※正しくは29連勝でした。訂正いたします。
さて、藤井四段、これからどうなるのか。
予想でも何でもなく、確率の話として、2年目のジンクスによって、成績は下がる可能性が高いです。
2年目のジンクスというのは、スポーツだと新人選手が初年度に好成績を収める。
けれども2年目はその成績が維持できずに悪化する場合が多いことをいいます。
いわゆる平均への回帰です。
詳しくは以下をご覧下さい。
●Aさんは時間通りに来るか? 平均への回帰で説明する
別に将棋の話に限りません。
どんな世界でも、新人の成績が良かった場合、それは長くは続かない可能性が高いです。
時間が経つにつれて、成績は落ちていき、平均に近づきます。
逆の場合、調子が悪かった場合は、平均に近づくことによって成績は良くなります。
しかし最初の成績が悪いと、あまり話題にもならず、また、そこで終わってしまう(潰れる? 潰される?)ことも考えられます。
平均への回帰を待たずして退場というわけです。
成績が良かったり悪かったりすることはあります。
それを勘違いすると変なことになったりするかもしれません。
天狗になったり、自分自身の才能を過小評価しすぎたり。
あと、必要以上にもてはやされたりすると、周りが嫉妬して、かさにかかって攻めてくる――じゃないけど、似たようなことはあるかもしれません。