錯覚の科学は考えさせられる
放送大学の科目でお勧めは「錯覚の科学」です。
興味深い内容で楽しめます。
●放送大学の科目「錯覚の科学」が面白い
現在、単位認定試験に向けて勉強しているんですが「錯覚の科学」の放送授業の7話は特に面白いです。
人は、正しく考えているつもりでも、思い込みに陥って間違った結論を出してしまうことがあるとか。
雨乞いの例とか言われてみればなるほどな……という感じでした。
雨乞いは、世界中で見られた、なんというのか神事? 行事?
日照りが続いたときに雨乞いをして、雨を降らせようというもの。
雨が降るまで雨乞いをすれば、雨乞いには確かな効果があるということになります。
雨乞いをしたから雨が降ったと思いがちだけど、実は関連性はないわけです。
現代人ならそれは分かっているけど、古代の人はそれが分からなかったのでしょう。
いや、実は現代でもこういうことってよくあると思います。
雑誌とかの広告で、パワーストーンとか幸運のナントカとかありますが、あの広告も錯覚を利用しているそうです。
パワーストーンなどを購入すると、以下の結果が予測出来ます。
パワーストーンを……↓ | 幸せ | 不幸 |
買った | A | B |
買わない | C | D |
沢山の人がパワーストーンを買えば、一定の人は、たとえば仕事が上手くいったり恋人が出来たり、といったことがあります。
その成功した人たちだけを広告にすれば、ウソにはなりません。
グラフではAに属する人たちです。
けれども、表を見れば分かるけど、パワーストーンを買ったから幸せになるとは限らない訳です。
他にも錯覚の話が色々と出てきて面白かったです。
放送大学の放送授業って、面白味に欠ける場合もあるけど、錯覚の科学の放送授業は、たとえば地上波の番組でも通用しそうな内容だと思います。