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読書感想「悪の教典」貴志祐介著

      2016/10/16

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悪の教典

悪の教典を読む

 貴志祐介さんの『悪の教典』を読みました。
 一言でいうなら、面白かった。
 貴志祐介ファンなら、オススメ……かな? 人が死にまくりなので人を選ぶ部分はありますね。
 バトルロワイヤルっぽいです。ジャンル的にも学園ものだし。

 ストーリーはざっと以下のような感じ。
 生徒に人気のある高校教師は、実はシリアルキラー(連続殺人鬼)だった。
 彼は学園の中に自分の王国を作ろうとする。
 しかし、1つのほころびがやがて大きくなり、取り返しの付かない事態へと発展する。
 彼は、自らの悪行を隠蔽するため、大量殺人を計画する――
 

「悪の教典」は粗が多い

 Amazonのレビューなどでも指摘されてますが、かなり不整合というか、筋運びに、現実離れしたところは色々とあったと思います。
 粗探しが目的ではないので、その点は割愛しましょう。
 自分はそういうところを含めても『悪の教典』は一級のエンターテイメント小説だと思います。
 あまりに面白かったから、マンガ版も読みました。全部じゃないけど。
 ちなみにKindle版は、1巻は無料です。


 スマートフォンなどで、Amazonアプリがインストールできる環境であれば、無料で読めると思います。

 映画もレンタルで観ました。
 マンガ版のほうが好きです。
 映画は、エンディング曲が云々ではなく、原作を端折り過ぎだと思います。
 映画の時間枠の関係でそうなったのかもしれないけど。
 あくまで原作を読んだ人向けと感じました。
 予備知識なしで映画を観たら、退屈に感じるかも。
 エッセンスは詰め込んであるとは思いますけど。

 それに比べてマンガ版は、かなり原作に忠実です。
 多少、時系列が前後する場面はあるにしろ、大筋ではほぼ同じといってもいいでしょう。

釣井先生

 映画版での一番の不満は、釣井先生のエピソードがばっさりとカットされていたことですね。
 蓮実と並ぶほどの怪物……とは言い過ぎだけど、怪物であるのは間違いないと思います。

 小説版で、釣井先生つながりの校長先生の「熱射病には気をつけて」の下りは……いい。
 ものすごく大きなダメージを受けている感じがして、大好きです(笑)
 本来、笑うところではないのですが、だからこそ面白い。

 久しぶりに、何度も読み返したくなる小説を読んだ気がします。
『悪の教典』は、貴志祐介ファンで、人が死にまくることに抵抗がないならオススメです。

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