ソーライスとは
ソーライスというのは、白米にウスターソースをかけた料理(というほど大層なものではありませんが)のことをさします。
ウスターソースはカゴメをつかいました。
元祖ソーライス
発祥は、大阪の梅田阪急百貨店の大食堂とされています。
開業は昭和4年です。
その食堂では、ライスカレーが人気だったけど、昭和恐慌のせいで庶民は懐がさびしく、ライスカレーを食べる金がない。当時5銭だったライスを注文して、卓上のウスターソースをかけて食べる方法が流行ったそうです。
店側は売り上げが下がる、また、品位的な問題もあるのでしょう、お店はいったんは「ライスのみの注文はご遠慮ください」との張り紙をだしたそうですが、それを知った阪急の社長だった小林一三氏は「ライスのみの注文を歓迎します」と逆の張り紙を出すように指示したそうです。
今はお金をもってなくても、やがて結婚して子供を産んで、家族を連れてまたお店に来てくれるだろう。との判断とされています。
美談……?
私はこの話、あまり好きじゃないです。
美談になるのでしょうか。
ただ、自分は当事者ではないし、ことの経緯に精通しているわけではないから、実際は細部で違うのかもしれませんが、現場がライス禁止の張り紙を出して、トップがそれに反対して、大衆迎合というか人気とりみたいなことをやるのはどうなのかな、と思います。
トップが最初から現場にいたらどう判断したんだろうか、と思うわけです。
張り紙禁止なんてフェイズを待たず、いきなり「ライスのみ大歓迎」って言ったのかな? と。
どちらにせよ、長期的にみれば、名を捨てて実を取った、ということなのでしょうが、現場の人間をおざなりにしている気がする話なので好きではありません。
あくまで想像なので、実際は違うのかもしれないけど。
ソーライスを食べる
それはよいとして、ソーライスです。
ときどき、夜食で食べます。
けど、ちょっと物足りないので、片目玉焼きをトッピングしてみました。
胡椒かけ過ぎた……。
目玉焼きを追加しようがどうしようが、貧乏飯であるのは間違いないです。
(決して、食べるものに困っているほど貧乏だというわけではありません。好きで食べています)
美味いですが、続けて食べると飽きる味です。
あと、やはり野菜を少し摂ったほうが好ましいです。
追記2018/04/10
現場がライスのみのお客さんを嫌がったわけではなく、上層部が問題視し、それが業界全体に広がるも、小林社長だけが「ライスのみでも歓迎」との方針を打ち出した――というのが正しいようです。
訂正します。