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読書感想「地獄の日本兵」飯田進著

投稿日:2015年3月15日 更新日:

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※管理人の他ブログからの転載です。

地獄の日本兵……正しくは地獄を見た日本兵でしょう

 飯田進さんの「地獄の日本兵」です。
 飯田進氏は、軍人ではありませんでした。
 海軍の民政府調査局員としてニューギニアに赴きます。
 今の自衛隊に置き換えると技官とか事務官でしょうか。
 戦争初期は牧歌的な雰囲気が漂っています。
 著者は調査のためにニューギニアの原住民と接触します。
 原住民は風呂にはいったことがなく、ひどい体臭に辟易した、というような記述もあります。
 原住民は寒さ対策のため、寝るときにイノシシの脂を体中に塗りたくる……らしいので想像を絶するニオイなのでしょう。

 中盤は、ニューギニア戦線を戦った軍人の日記などからの引用がメインとなってきます。
 戦って死んだ兵士はわずかで、病気や餓死でなくなった人が多かったのは、日本から遠く離れているとはいえ、もっと何とか出来なかったのかなと、もどかしい思いがしました。
「地獄の日本兵」というタイトルだと日本兵が強かった、というイメージですが、正確には「地獄を見た日本兵」でしょう。

 後半は、飯田進氏の個人的な感情が若干前面に出てくる印象です。
 日本軍はニューギニアに兵力を逐次投入して、これは戦略上もっとも愚策である、と著者は述べていますし、その通りなのですが、アメリカ軍の反攻作戦が早まって、ソロモン周辺に人員や物資を優先したため、ニューギニアが疎かになってしまったのでしょう。
 俯瞰視点で見ると、仕方のない部分ではあるんですが、現地の人間にとってはひどい話ではありますね。

 著者は、捕虜を刀で斬ったこともあるそうです。
 正確には、処刑されて、致命傷を負った捕虜を見かねて介錯した、ということなのですが、軍人ではない軍属(事務官)が刀を持ち歩いている、という点、そして介錯を行うことに、戦争の非情さ、そして滑稽さを感じました。

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