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読書感想「安楽病棟」帚木蓬生著

投稿日:2015年2月15日 更新日:

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帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)さんの「安楽病棟」

「安楽病棟」の前半は、痴呆病棟の患者たちが順々に独白していく、というストーリー展開。
 中盤まではドキュメントタッチで、ミステリーとしての要素は低いです。
 結末で、ミステリー的な部分が出てきますが、とってつけたような感じ。
 けど、総合的な面白さの前ではどうでも良いことです。

 分かりやすい文章と分かりやすい構成。
 シンプルだけど、決して味気ない、という訳ではなく、根底には著者の経験と知性と人柄が滲み出ている感じがします。
 著者は帚木蓬生さんで「ははきぎほうせい」と読みます。
 精神科のドクターです。

「安楽病棟」は切なくて、悲しい

 人間の一生とはなんなのか、考えさせられたりして、時折、ドキッとしました。
「回転焼き、オイシカッタネ」
 とある老女が夫に言う台詞です。
 老いて、痴呆も進んで、ろくに出歩くこともできなくなって、時々夫がお土産で買ってくる回転焼きが楽しみ。
 若い頃から車に酔う体質で、遠出ができず、そして回転焼きというのはどこにでも売っているものではない、という理由もあるんですが。
 かつて回転焼きを食べた記憶を思い出して「回転焼き、オイシカッタネ」
 切ない。
 老人にも若かりし頃があって(当たり前ですが)、人生を歩んできたんだ、と感じることのできる作品でした。

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